万人受けする香りとは

アロマテラピーブーム、ダウニーブーム、香りによる空間演出などにより、香りを訴求した商品・サービスを多く見かけるようになってきました。一方で、香害やスメルハラスメントという言葉が出てくるように、それを好ましくないと思っている人の声も大きくなってきています。 こういう背景からも、「万人受けする香りはないですか?」と、聞かれることが多くあります。

万人受けする香りというのを考えてみるのに、赤ちゃんが好きな食べ物がヒントになるかもしれません。それは、小さいころは、本能的に好きなものを食べる傾向にあるからです。たとえば、りんご、いちご、バナナ、オレンジなど。一般般的に、甘いフルーツが多いです。甘いお菓子も大好きです。バニラ、チョコレート・・・。

野菜などは、あまり好きではありません。親から「体にいいから食べなさい」と言われ、無理やり食べるようになります。繰り返し食べいていくうちに、体にいいからおいしい、と思うようになり、段々と好きになっていきます。

男女の香りの嗜好性の違いは、食べ物の好みの違いというのも要因の一つと思われます。女性は男性より、「健康や美容」に重きを置きます。なので、野菜・ハーブなど健康にいいとされる食べ物を好んで食べます。カロリーが低いものを食べるのもそうでしょう。最近はやりのスーパーフードもそうでしょう。

男性は、健康・美容よりも、エネルギー補給に重きをおき、食事の量やカロリーが高いものを好みます。繊細な味にこだわらず、食事の時間も短く、多い量を食べます。(時代背景と共にかわってきているようですが。)

余談ですが、子供がコーヒーを飲むようになるのは、「コーヒー=大人の飲み物」というイメージなので、一種の憧れのようなものがきっかけになっています。たばこもその一種でしょう。繰り返し飲んでいるうちに、味に慣れ好きになっていきます。

以上のことより、“万人受けする香り”=フルーツ・シトラスの香りとなります。フルーツはあまり天然香料にないので、“万人受けする香り=シトラス”といった方が一般的かもしれません。もちろん、対象の人の人生背景や、商品・サービスの香りの強さ・質にもよってもかわりますので、ご注意ください。
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